造園学会での研究・事例報告


受賞・発表

造園学会での研究・事例報告

福岡市緑のコーディネーター 公共空間を創造・保全する担い手育成の取り組み

この取り組みは、花や緑に関する知識や技術を持ち、市民緑化活動の指導者やアドバイザーとして活躍できる人材を育成する体験型講座を、自治体の緑化推進施策に組み込んだシステムを提案したものである。講座修了者は一定の条件を満たすことで自治体首長から認定され、行政とのパートナーシップのもと、「緑のコーディネーター」として、主体的・能動的に花植活動や水源林保全などの活動を広げていく。このような緑化推進の活動をきっかけに、人と人とをつなぐ社会関係づくりから地域コミュニティの再生が図られ、市全体の景観向上、公共空間の保全活動と担い手育成、安心・完全なまちづくりのモデル事業になると考えられる。 
(日本造園学会九州支部平成24年度都城大会/2012年11月24〜25日/南九大都城キャンパス/発表者:棚町修一ほか)

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城下町の町割を活かした街並み環境整備の取り組み

本計画は、長崎県対馬市厳原町中村地区での武家屋敷の歴史的景観を活かしたまちづくり計画である。中村地区は江戸時代の町割が残され、地区内には現在でも当時の石塀や武家門等を受け継ぐ住宅も多く、落ち着いた武家屋敷の風情を感じさせてくれる。厳原町は平成15年度に「厳原町中村地区街なみ整備事業」の承認を受け、本計画では、中村地区街並み環境整備計画とその具体的事業として石塀と武家門のある小広場の設計を行った。この小広場設計では次の3項目を提案した。①歴史的地区を象徴する石塀と武家門を復元し、城下町の町割が残る歴史的な景観形成、②隣接地の石塀、庭木、住宅などの周辺景観との調和、③石塀・武家門等の地区の歴史的資源の復元。
(日本造園学会九州支部平成23年度鹿児島大会/2011年5月7〜8日/鹿児島大学)/発表者:大杉哲哉、棚町修一

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文化財を活かしたまちづくりの取り組み

近年、まちづくりにおいて文化財に対する地域の期待が高まり、これまでの個々の文化財の・保存修復に加えて、文化財をまちづくりに活かす取り組みが多くなってきている。これまで携わってきた保存修復、環境整備、保存活用、保存管理のプロジェクトの中から、保存活用計画の事例を通して文化財を取り巻く課題、今後の方向性についてとりまとめを行った。文化財を取り巻く課題では、共通の課題として挙げられる「情報」「活用」「育成」に関して整理を行った。それらの課題を踏まえ、今後の方向性については「知る」「活かす」「育てる」の3つの方針を横軸に、「地域連携」「行政連携」「情報連携」の3つの方策を縦軸として相互に補完しながら取り組むことを提案した。
(日本造園学会九州支部平成22年度熊本大会/2010年11月27〜28日/熊本県立大学/発表者:棚町修一)

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地域再生への取り組み〜大木町での町民参画の事例を通して〜

本計画は、町民の念願であった図書・文化等の拠点施設を平成19年度、20年度の2ヵ年かけ、町民主導で行った地域再生の取組みである。対象となった施設は、町の中心部に位置する3つの公共施設(就業改善センター・第2アリーナ・保健センター)で、現代のニーズや生活スタイルに合うように建物内をリニューアルし、3つの機能(図書・情報機能、創作・展示・ホール機能、町民活動支援機能)の充実を目指した。計画では、従来の住民参加型まちづくりの仕組みをさらに発展させ、徹底した情報公開と町民の代表である町民委員会主導の企画・運営によるまちづくりを実践するために企画・技術・運営面から行政、コンサルタントがサポートを行った。
(日本造園学会九州支部平成21年度北九州大会/2009年11月21〜22日/北九州国際会議場/発表者:棚町修一)

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